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                        「瞳ダイアリーのプチ考察」

 

河合瞳(かわいひとみ)はナイチンゲールに憧れる十〇歳の美少女。「一日ひとり、必ず誰かを幸せにする」を目標にしているけなげな少女だが、どういうわけか毎回毎回エッチなアクシデントにみまわれる。それでも瞳は今日もその身をかえりみず、人々(主に男性)のため奮闘するのであった。

ジャンプスクエアがまだ月刊ジャンプであったころの昭和時代、いわゆるエッチ漫画隆盛期の良作のひとつ。作者は小原宗夫先生です。

 瞳 友人曰く「しゃぶりつきたくなるバスト、マシュマロのようなお尻に童顔じゃ誰だって襲いたくなる」ひでえ。

 

ムッチリとした絵柄と可愛らしさが混合した大変素敵な作品なのですが、ジャンプ系エッチ漫画のなかでは、やや1.5軍の印象が否めません。というのも、恥ずかしいのを我慢して男性の悩みを解決したり、良からぬことを企む連中にいやらしい目にあわされたりするという展開が、マガジン系の「ルナ先生」や「Oh!透明人間」「ふたりにおまかせ」などに絵的表現も含めて影響をうけており、やや新鮮味に欠けていたからです。

しかーし。

それでも、今作品は時代を代表する良作だと思います。

まず、ヒロインたる瞳の性格。ナイチンゲールに心酔するだけあって、たいていの無茶振りには嫌々ながらも答えてしまうのがお約束なのですが、けっして弱気な キャラでななく、むしろ度を越えた要求には毅然とした態度で怒りをあらわにします。ここらへんが「イヤ〜ン」と泣き崩れてしまうルナ先生あたりとは違うところで、強気さをもつヒロインが渋々言いなりになるというシチュエーションが好きな読者にはたまらないとこでしょう。むろん、FAKEもそのひとりです、はい。

あと、絵柄による表現です。上記の通り、小原作品はムッチリとしたタッチが魅力であり、そのタッチで表現された瞳は十〇歳とは思えないムンとした色気を放っています。つか、どー見ても熟女です。子供3人くらい産んでるだろくらいな。加えて細かいところをいえば、「眉」 の描写が「八の字」ではなく「逆八の字」であること。なんのこっちゃと思われるでしょうが、エッチ展開でヒロインが眉をしかめるのはお約束ですが、大半は 「八の字」つまり「困った弱気顔」ですが、瞳は(瞳以外のヒロイン達もそうですが)「逆八の字」すなわち「困った強気顔」なんですね。だからなんだと言われれば終わりな話ですが、意外と少年誌系エッチ漫画では少ない表現なので、このあたりが他作品との差別化をはかっているわけです。

古い作品であるため、コミックスの入手は困難ですが(2001年にトラウマンガブックスとして電話帳みたいな愛蔵版が発売されてますが)寸止めエッチ漫画が好きな方にはおすすめの一作であるため、古本等で発見した際にはぜひ入手一読を。

まあ、一番いいのは復刊してDL販売かコンビニ売りしてくれることですが。集英社さん考えてくれないですかねー。

 

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